このカンノーリのレシピは筆者が実際にレストランでも使用してるものです。
ただし日本では米粉を加え仕上がりがよりサクッとなるようにしたりと、若干の違いがあることをご了承ください。
カンノーリの作り方
まずスコルツァ作りです。
カンノーリの生地(周りの筒)はスコルツァといいます。
【スコルツァ】
- 強力粉 80g
- 薄力粉 70g
- ココアパウダー 10g
- グラニュー糖 5g
- 塩 1g
- 卵黄 2ケ
- マデイラ(マルサラ) 30g
- ラード 10g
まずふるった強力粉と薄力粉、ココアパウダーにグラニュー糖と塩を加えて
そこに卵黄とマデイラもしくはマルサラを加えて混ぜます。
ひと塊になったらラードを加えてもう少し捏ねていき、まとまったらラップをして冷蔵庫で休ませます。
2時間も休ませれば十分でしょう。
休ませたらその生地をパスタマシーンか綿棒を使い伸ばしていきます。
1㎜程度に伸ばした生地をフォークなどで生地が膨らみ過ぎないようにするため穴をあけ、筒状にし揚げます。
あまり高い温度で揚げるのではなく、最初は160℃くらいからお試しください。
この時の揚げ油はサラダ油でもちろん構いませんが、ラードで揚げるのが本場です。
もし手に入るようでしたら是非お試しください。
サラダ油で揚げるよりもべたつきにくくカラっとします。
2時間程生地を休ませている間にリコッタクリームを作ります。
【リコッタクリーム】
リコッタを買いにいきます。
スーパーやネットで売られております。
またどうしても見つからない場合にはマスカルポーネやクリームチーズなどで代用しても美味しいですよ。
リコッタもしくは他のチーズが用意できましたら、
水気を切りリコッタの分量の半分の粉糖を混ぜます。
シチリアでは粉糖をリコッタの半量いれますが、
これだと甘いと感じる方も多いかと思いますので、
はじめに1/4程度加え徐々に足していき、お好みの甘さまで調整してください。
本来は羊乳で作られたリコッタを使いますが、牛乳のリコッタでも十分美味しくなります。
また羊乳は少しクセがあり苦手と感じる方も少なくないはずです。
もしシチリアに行く機会がありましたら、どちらもご試食してみてください。
あとはこのリコッタクリームを絞り袋に入れて、
揚げたスコルツァにいれたら完成です。
リコッタクリームにはお好みでチョコレートチップやピスタチオを入れても良いでしょう。
飾りにドレンチェリーやオレンジピールを乗せたら完成です。
カンノーリはご家庭では難しいかもしれませんが、もし機会があれば楽しみながら作ってください!
次のページではカンノーリについての小話をしてます。
ご興味のある方のみお進みください!