フランス南に位置するマルセイユは、地中海の文化を知るうえで非常に大切な場所のように思えたので、今回伺うことにしました。
行く前に特に気になっていたのが地中海博物館。

実際に行ってみると地中海の魅力が詰まった場所でした。
こちらへは興味のない方でも、
大人からお子様まで楽しめるつくりになっておりますので是非訪れていただきたい。
景色が何といっても素敵で、博物館から見る景色だけでも価値がある。

また、マルセイユでは街の中にはアートが溢れており、散歩しているだけでも楽しめるのが特徴です。


さて、今回はそんなマルセイユの食について、私が滞在した中で特におすすめの場所を紹介させていただきます。
マルセイユ 食の情報とおすすめのお店
ブイヤベース
南フランスやプロヴァンスと聞いてまず思い浮かぶのはブイヤベースではないでしょうか?
私もその一人で、せっかく来たのだからやはり食べてみたい一品でした。
たっぷりの魚介にトマトにサフラン。
味はなんとなく想像できるものの、
訪れる前からワクワクが止まりません。
そして友人に紹介していただいた1軒がこちら。
Bouillabaisse TURFU
どんなブイヤベースが楽しめるのか。
すると、店員さんが2種類あると紹介してくれました。

一つがサバ、一つがエイです。
今回私はエイの方を選択しました。
ここにスープを注いでくれます。

お気づきでしょうか?
トマトが入ってません!!
しかし、美味しかったあ
このブイヤベースを食べるためにマルセイユにもう一度行こうと思えるほど美味しかった。
それ以上は言いません!
皆さまも是非味わってみて下さい!
一食15€です。
このブイヤベース、近くのワインバーに持ち込んで試食が可能です。
良ければご利用ください!
Rive Sud Vins
牡蠣
そしてフランスと言えば牡蠣も有名です。
ここマルセイユでは実に様々な牡蠣が食べられます。

この牡蠣を食べたのはこちら
Le Marché des Argonautes
小さいですが、力強いスーパー。


写真のようにキノコやチーズはもちろん、野菜に魚、肉までいろんなものが売られています。
なので牡蠣を目的としなくてもこちらに訪れる価値があります。
さて、牡蠣というとすべてその場で試食が可能です。

ご覧のようにワインもありますので、その場で牡蠣に合うワイン探しが可能。
例えば今回6種類の牡蠣を試食しましたが、すべての牡蠣が味わいがことなるため、
選んだワインに合う牡蠣と合わない牡蠣がありました。
そんな勉強が気軽に出来るのも有難い。
よくいうのが、牡蠣にはシャブリ。
実際に試してみるとシャブリもランクがあって、造り手によって味わいが異なるし、
合うものと合わないものが当然存在します。
ですので、皆さまも是非ご自身で試していただけたらと思います。
参考までに、今回6種類の牡蠣を2ケずつで約20€でした。
チーズ
日本でもチーズが好きでよく食べていた時期があり、フランスに行ったら是非チーズをと思っておりました。
今回の旅ではチーズを食べようと決めており、実現。
訪れたのはこちらです。
FROMAGERIE FROUMAÏ

訪れると店先からチーズの発酵している香りがフワーっと感じられ、ここにいるだけで幸せな気分になれます。
あれもこれも頼んでいるうちにこんな状態になりました。

一つ一つ美味しくて、一回の食事がワインとチーズさえあれば完結します。
ワインはジュラのものを合わせましたが、特にルブロションとボーフォールとの相性が最高でした。


牡蠣もそうでしたが、
ワインとこのチーズは合う
と意識せずともそんなことを思う。
こういう文化が、フランス人が食を楽しむ理由なんだなと感じました。
他にもチーズ屋さんはあるので、ご旅行では是非チーズを買いに立ち寄ってみて下さい。
パン
ブーランジェリーとはフランスでパン屋さんのことですが、
マルセイユでもそんなブーランジェリーが街にたくさんあります。
朝から人が列をなすほどの人気店がこちら。
La Banettine
店内は焼き上げられるパンの香りでいっぱい。

甘いお菓子も売られていました。


そんな中でも特におすすめなのが、キッシュ。

パリッとしたパイ生地にフワフワの卵。
こんなに美味しいキッシュは今まで食べたことがなく、感動しました。
そして、一緒に飲んだ搾りたてのオレンジジュースがまた美味しかったです。
店内はイートインスペースが僅かですがあるため、モーニングにいかがでしょうか?
また、他にもおすすめのパン屋さんはこちら
Le Bar à Pain MARSEILLE
店内にあるパンはどのパンも魅力的に見えてきます。

つい両手いっぱいに買ってしまいそうに。
この日は田舎パンとチーズに合わせるクルミとイチジクのパンにとどめておきました。
このパン屋さんを訪れてフランスのパンが美味しい理由がなんとなく分かりました。
シチリアも美味しいパンが多いのですが、フランスのものとは別物だな実感。
勉強になりました。
他にも、
マルセイユは石鹸が有名であったり、土曜には市場が開かれたりと魅力たっぷりです!



皆さまの旅に少しでも参考になれば幸いです。