レンズ豆についてすでにご存知の方も多いかと思いますが、
レンズ豆は貴重なタンパク源なのは言うまでもなく、鉄分も豊富で特に貧血気味の方にはおすすめの食材の一つです。
そんなレンズ豆ですが、
大晦日にレンズ豆のスープを作り、年が明けるとそれを皆で食べるという習慣が各国にあります。
それは、
レンズ豆をコインに見立てて金運を願う意味があるからです。
今回はそんなレンズ豆のスープの簡単な作り方を紹介させていただきます!
また後半ではイタリアで体験したお話をさせていただきます。
レンズ豆のスープ
動画だけでもという方、お先にご覧ください!
まずレンズ豆ですが、出来れば小粒のものを選びましょう。
スペインやフランス産のものがあれば良いですが、見つからなければエジプト産のものでも代用可能です。
【レシピ】
レンズ豆 | 90g |
玉ねぎ | 75g |
人参 | 60g |
セロリ | 60g |
にんにく | 1片 |
ベーコン | 30g |
水 | 500㏄ |
オリーブオイル | 適量 |
【下準備】
各野菜は少しだけ存在感が残るように1㎝角で切りましょう。
セロリの葉がある場合にはスープに加えますので刻んでおいてください。
基本的に出汁は必要ありませんが、
旨味を足すため、ベーコンやソーセージを入れることが多いです。
その他加工肉であれば大丈夫です。
加工肉に関しましては、出来るだけ保存料が少ないものを選ぶと良いでしょう。
せっかく良いレンズ豆を手に入れたのに、保存料などの余計な味がしては仕上がり時に勿体ないです。
そして、加工肉も同じように1㎝角、もしくはもう少し大きく切っておきます。
【作り方】
まず鍋にベーコンを入れてオリーブオイルで炒めていきます。
オリーブオイルの替わりにラードやサラダ油でも構いません。
もしお手元にあれば、フレッシュのローズマリーも加えます。
なければローリエ(フレッシュ、乾燥問わず)でも良いです。
入れる量はご家庭で作る量でしたら1枝(1枚)で十分ですが、香りが強いのがお好みでしたら多くすれば良いです。
入れる目的は香りづけ及び臭み消しです。
そして、野菜を加えて半透明になってきましたらお水を加えます。
沸かして弱火にし、アクが出ていたら取り除きましょう。
加える前に、一度レンズ豆を水に浸します。
ここで浮き上がってきたレンズ豆は取り除いてしまって結構です。
その後ザルにあげて、さっと洗ったレンズ豆を加えます。
レンズ豆を入れて、再度沸騰するまで少し火を強めて、沸いたらまた弱火にします。
全体がゆらゆらと揺れるくらいの火加減で十分です。
もし水が少ないと感じたら、レンズ豆が十分に浸っている量になるまで足して構いません。
また煮ている間は適宜アクは取り除きます。
レンズ豆を入れてから20分ほどしたレンズ豆の硬さを見て下さい。
十分に軟らかく(指で潰せるくらいに)なっていましたら、全体の半量を一度取り除いて、ハンドミキサーやフードプロセッサーで攪拌します。
攪拌した半量を煮ている鍋に戻して、水分量と塩分を確認し、足りなければ適宜足しましょう。
そしてお皿に盛り付けて、仕上げにオリーブオイルを回しかければ出来上がります。
温かいうちにお召し上がりください。
レンズ豆のスープはこのように慣れてしまえば簡単に作れますし、栄養も豊富でほっこりする味わいです。
おすすめのスープですので、是非一度作ってみてください!
少しでもお役に立てましたら嬉しく思います。
また、レンズ豆を好きになっていただけましたら幸いです。
イタリアでのスープの役割
イタリアのスープは所謂食べるスープで、
動画の後半で紹介したレンズ豆のスープのように汁気がないものも多いです。
ほとんどが野菜や豆、場合によってはショートパスタなどの具材であることも多いです。
豚汁をイメージすればそれが近いかもしれません!
イタリアではスープがプリモピアットとしてコースに組み込まれることもあることから、
そのことは容易に理解も出来ますよね。
イタリアではコース料理を基本的には
アンティパスト(前菜)→プリモピアット(第一の皿:パスタやスープ)
→セコンドピアット(第二の皿:メインの肉、魚)→ドルチェ(デザート)
という順番で構成されます。
レンズ豆のサラダ
【レシピ】
レンズ豆 | 130g |
きゅうり | 3本 |
赤玉ねぎ | 1玉 |
ピーマン | 6ヶ |
赤ワインヴィネガー | 90g |
マスタード | 15g |
オリーブオイル | 40g |
白こしょう | 0.3g |
塩 | 適宜 |
【作り方】
①レンズ豆はあらかじめ茹でておきます。軽く塩をした沸騰したお湯で20分ほど茹でておきましょう。
茹で上がったらザルにあげておきます。
②各野菜を1㎝角に切っていきます。切った野菜に軽く塩をして下味をつけておきます。
③赤ワインヴィネガー、マスタード、オリーブオイル、白こしょう、塩を攪拌しドレッシングを作ります。
④茹でたレンズ豆、野菜、ドレッシングを和えたら完成です。
よければ動画もご参考下さい。
レンズ豆のパテ
【レシピ】
レンズ豆(乾燥) | 300g |
玉ねぎ | 130g |
パセリ | 10g |
トマトソース | 180g |
【作り方】
①レンズ豆は塩を加え沸騰したお湯で20分間茹でてザルにあげておきます。
②トマトソースを作ります。
③玉ねぎを1㎝角、もしくは薄切りに切って炒めていき、半透明になったところでパセリを加えます。
④③にトマトソースを加えていきます。
⑤レンズ豆をミキサーなどでペーストにして、④を適量加え好みをスパイスを加えて更に滑らかになるまでペーストにしています。
好みのスパイスを以下を参考に加えて下さい
クミンパウダー
コリアンダーパウダー
カイエンヌペッパー
オールスパイスパウダー
ナツメグパウダー
よければ動画もご参考下さい。
以上レンズ豆を使ったレシピを3つ紹介しました!
参考になれば幸いです。