クスクスのサラダのレシピを教えます!そして、パレルモで食べるなら?

パレルモ

Kus ai Leoni クスクス・アイ・レオーニ

その日はとても暑かった。

気温が午後にかけてじわじわと上昇していくのを感じながら目当てのクスクスを求めてひたすら歩く。

途中で携帯していた水筒のスポーツドリンクはもうなくなりかけている。

まだか。

あと少し。

時々目にする日陰で休憩をしながらようやく辿り着いた。

さっそく席の案内。

中ですか?外ですか?と店員さん

じゃ、外で。

自分でもなぜ外でと言ったのか。

今ではよく思い出せない。

おそらく、中にいた1組のカップルに気を遣ったのだろう。

皆さんもそんな経験があるはずだ。

そして席に着きMenuをいただく。

イタリアのレストランで席に着くと必ず聞かれるミネラルウォーターをガス入りでもらい、約半分を一気に飲み干す。

ぷっはー

いやー、暑い。

さてさて。

とクスクスのメニューのページまですっ飛ぶ。

あったあった。

来る前まではお肉と野菜のクスクスにしようとこころに決めて来ていた。

しかし、いざ座って考え出すともう決まらない。

そこにある魚介のクスクスの文字がやたらと誘ってくるではないか。

よし。

いや、まて。

来る前にはお肉と野菜と決めていた。

ということは身体は肉と野菜を求めてるのでは?

しかもcurryの文字があるではないか。

今このシチリアの土地で俺が一番求めているもの。

それは。

カレーだ!

クスクスではない。

カレーが食べたい。

よし、カレーを食べよう。

そう、こちらではアフリカの味わいのクスクスとシチリアの味わいのクスクスがどちらも愉しめる。

結局その日私が注文したのは、お肉と野菜のクスクス。

cous-cous di carne e verdure all’araba(お肉と野菜のクスクス)
このスープをかけて食す

まずは一口

そしてもう一口

うんうん、これだ

日本のあのカレーではないが、これもカレーだ。求めていた味だ

そう考えながら、大ぶりの肉も野菜も頬張っていく

うまい、うまい

ものの数分で完食

美味しかった

直後店員さんが来てくれた

「デザート?コーヒー?アマーロ?」

「いえ、帰ります。」

暑かった

ただでさえ猛暑のなか、外で温かいスパイシーなものを食べてしまった

次回はカップルがいても中にしてもらおう

次回伺ったら魚介のクスクスに挑戦してみます!

またおすすめのメニューも別途ありましたので、訪れる際にはそちらも一緒にご参考ください!

表のおすすめメニューの看板