先日東京の代々木八幡にある人気のイタリアン、ブルットさんにおじゃましました!
以前某有名雑誌の表紙にもなったお店です!
この日はわがままを言って料理は何品か選びあとはシェフにお任せしました。
基本お任せコースなどのご案内していないとのことなので、
ブログを見てくださったかたはアラカルトでお店を楽しんでいただけましたら幸いです。
まずは食前酒でアペロールからスタート。

所謂イタリアンに行くと食前酒を注文したくなります。
スパークリングワイン(スプマンテ)もいいけど、少し苦味甘味のあるこのお酒が食前の胃にはとてもいい刺激になります。
そしてやってきたお料理。

まずどうぞと出していただいたのはビゴール豚の生ハム。
適切な厚さにスライスされたこのハムは美味しさはもちろんのこと、この後の食事のワクワク感を高めてくれます。
どこにいってもまずは食べたくなるんですよね。
生ハムをつまみながらお酒を飲めるだけで至福の時間です。
そしてテンポよく2皿目にきたのは

じゃがいものスープです。
フランス語ではヴィシソワーズ。
冷製でも温製でも美味しい定番のポタージュ。
トリュフって美味しいなーと感じさせてくれる1品。
ゆっくりと味わいたいのですがいつの間にか無くなってました。
残ったスープをパンで拭います。

3皿目は

青つぶ貝と白インゲン豆ラディッシュのサラダです。
イタリアではよくタコと組みあせますがシェフが即興で仕上げたみたいです!
このライブ感がすごくいい。
4皿目が

ブルットさんといえば!の鉄板で作るスクランブルエッグ
に白魚を添えたもの。
これがまたシンプルで旨い。
シチリアではシラスは以前食べれたのですが禁漁になってしまい現在は食べれません。
日本では有難いことにこうやって世界では貴重な魚を食べれます。
私にとってはそういうこともあり感慨深い料理です。
アクセントに唐辛子が入っていて食欲が増しますね!
続いて

カスベのフリットにナスのカポナータ。
北海道ではカスベと言いますが、エイのことです。
煮つけなどで食べるのは定番。
処理もたいへんで漁師を困らせていたことから”かすっぺ”と言われていたのが語源。
※諸説あり
そんなカスベを揚げるという発想が素敵。
そこに合わせるカポナータはやっぱり作り手の個性があっていいです。
ブルットさんのは甘味も酸味も穏やかで、優しい味わい。シチリアの”あるお店”を思い出します。
6皿目には

米茄子にボロネーゼビアンコをかけたもの。
鉄板でじっくり焼き上げられる茄子を見ながら一杯🍷

ボロネーゼビアンコがジューシーな茄子と溶け合う感じが素晴らしいです。
こんなにも一瞬で食べてしまってはこの一皿にかけた手間が申し訳ないと思うほど。
7皿目にパスタが登場します。

タリオリーニというパスタでシェフがピエモンテにいた際に良く作っていたそうです。
ズッキーニとトマトソースにバターを加えるのはシチリアではなかなか見ないですが、
ピエモンテではあるんですね!
勉強になります!
パスタは注文が入ってから生地を伸ばして切っているのが見えてとても良い。
そりゃ美味しいわけですね。
そしてメインが鮃です!

皮目をパリッと焼かれ身の方はしっとりと。
ソースがアンチョビソースでここにきて食欲を増す。
なのでデザートも。

カンノーリと洋梨のタルトをしっかりいただきましいた。
このカンノーリ、シチリアより美味しいです。
タルトを食べてもう少し飲みたくなったのは言うまでもなく。
大満足のディナーでした。
皆さまも是非ブルットさんでイタリアの風を感じてみて下さい!