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函館に訪れた際に知人の紹介で訪れたイタリアンのお店、ヴェンティトレさん。
今回は夜におじゃましました。
紹介いただいた方の意向でコースでの注文。
店内に入ると、なにやら炭の香りが。
なにか焼いている匂いが店内を支配してます。
これだけでもビールが飲めてしまいそう。
すると女性の店員さんが
「すごい香りでしょう?今メインのお肉を焼いているんですよ。」
お腹が空いてきた。
まずは空っぽの胃袋にビールを流し込む。
身体には良くないのだが、ついやってしまう。
何かつまみが欲しいな。
と思っていたら前菜の登場。
前菜は松前のマグロとトマト、赤カブ。

松前のマグロは大間のマグロや戸井のマグロとも引けを取らない赤身の上質さ。
そもそもの旨みにトマトのグルタミン酸の旨みと赤カブの甘味が加わって、この一皿でこのお店に来た価値を感じさせてくれました。
続く前菜の2皿目は鮃。

しっとり焼き上げられた鮃に香草パン粉が香ばしさをプラス。
ジンプルな料理。
鮃の火入れ加減でどうにでもなってしまう料理ですが、丁寧なシェフの仕事で素晴らしい一皿に。
パスタが2種類続きます。


1つがキャベツとアンチョビ。
2つめがアマトリチャーナ。
どちらもイタリアンではよくあるパスタです。
キャベツとアンチョビはしっかりアルデンテ。
アマトリチャーナは穴が開いたブカティーニというパスタを使用しており、アルデンテとは無縁。
それゆえに茹でるのが難しいパスタです。
ブチブチと切りながら口に運ぶたびに口のなかでもプチプチとはじける。
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そしてメインの登場です。

ドーンと登場したのは豚の塊でした。

付け合わせのラディッキオが豚の脂を爽やかにしてくれます。
メインが豚なのはイタリア料理でもスペイン料理でもよくありますが、どうしても重たくなってしまう。
そこをどう対処するかが大事なポイント。
じっくり焼かれた豚はこの料理でも一瞬でなくなりました。
デザートにパンナコッタをいただきました。

函館でクラシカルなイタリアンを召し上がりたい方にはとても嬉しいお店です。
また機会があれば私も伺います。

