パレルモで食べておきたいストリートフード8選

パレルモ

※この記事はお酒についてふれております。
未成年者の飲酒は法律で禁止されています。飲酒は20歳を過ぎてから楽しみましょう。飲酒は適量を守り、楽しい時間を過ごしましょう。過度な飲酒は健康を損なう可能性がありますので、注意が必要です。


はじめに

パレルモの街を歩いていると、どこからか漂う炭火の良い香りや、うるさいくらいの活気のある声、みたことあるようなないような何やらよく分からない食材などがいつもワクワクさせてくれます。

そしてパレルモの魅力の一つである食の中でも、大多数の観光客が目当てにするものの一つとして

ストリートフードが存在します!

そう、それは地元の味を手軽の愉しむ絶好の、いや舌幸の機会です!!

今回はそんなパレルモのストリートフードをご紹介させていただきます!!

この記事を読んで、気になった方は是非とも味覚の旅をしてみませんか?

パーネカメウサ

イタリアについて詳しい方でも、パー二カメウサはご存じないという方も多いのではないでしょうか?

パー二カメウサはパーネコンラミルツァとも言いますが、

パニーニの一種で、パレルモ人に愛される脾臓バーガーのことです。

この脾臓バーガー、初めて食べた時はもう二度と食べないと心に決めました

その当時の話を少し。

ある晩、もう遅い時間にお腹が空きました。

なにかあったかなと部屋を探しましたが、何も見つかりません。

日本みたいにコンビニがあるわけではないし、レストランも開いていない時間。

どうしようかと考えていた時に、

そうだ、ミルツァの屋台が近くにあるわ

と思い出しました。

※パー二カメウサのことを多くの方はミルツァと呼びます

外に出る支度して、夜のパレルモの街に。

屋台に着き、

「ミルツァを一つください」と伝えます。価格は1つ3€ほど。

店主のガタイの良いオヤジさんが脾臓をラードでゆっくりと丁寧に温めてくれます。

それがまた画になる。

待っている間は益々腹が減ってきます。

2分くらい待つと出来上がります。

すぐにでもかぶりつきたいところを少し我慢して、足早にホテルに戻ります。

ホテルに着いてもまだ温かい。

「やっと、食べれる。」

周りの紙の包装を解き、

まずガブっと一口。

うぉぉ!

これは!

まずっ!

二口目。

やはりまずい。

そして三口目ということはありませんでした。

では、なぜそんなものを紹介するのか!

そう、ミルツァは

購入場所を選びます

美味しいミルツァに出会うまで、この日から数か月かかりました。

というかそれまでミルツァを敬遠していました。

ミルツァという文字から極力距離を置いていたのです。

見て見ぬふりだってしました。

その間、誰にもおすすめもしませんでした。

でもなぜか、そんなミルツァを諦められず、

気づいたら追ってしまうんです。

あれだけパレルモの人々に愛されているんだからと。

きっと美味しいと思えるはずだ。

しかしあの味と独特の風味を思い出しては、手が出せない日が続きました。

もう忘れかけていたミルツァ。

そんなある時に出会ってしまいます。

「これだったのか!」と。

現地の友人や知人の積極的なお誘いもあり、
結局美味しいミルツァ食べれる場所をパレルモの街で見つけることが出来ました。

今回はその店舗を2か所ご紹介させていただきます!


美味しいミルツァが食べれる場所

①Antinca Focacceria San Francesco

(アンティーカ フォカッチェリア サン フランチェスコ)

こちらは某有名ガイドブックにも掲載されているほどの有名店です。

いつでも多くの観光客で賑わっている印象です。

私はパレルモに住み始めてからしばらく縁がありませんでしたが、ある日友人のお誘いを受け寄ることになり訪れました。

入る前は全く期待しておりませんでした。

恐る恐るひとつ注文したのを覚えております。

ここのミルツァは他の店舗と比べてクセが少なく、食べやすい印象です。

また、希望者にはリコッタフレスカが付きます。

リコッタフレスカとはフレッシュチーズですが(厳密にはチーズではなく、乳清:ホエイを再加熱して造られた乳製品と定義される)、

もし必要のない方は無しでと伝えればいいでしょう。

~なしをイタリア語ではsenzaと言います。

レジで注文してから、ミルツァを作っている場所に取りに行くのですが、

レジで伝えても、ミルツァを作るオヤジさんに直接伝えても良いです。

センツァ リコッタフレスカ ペルファヴォーレ

(リコッタフレスカなしを、お願いします)

と言えば伝わります。

個人的にはリコッタフレスカがある方が美味しいと感じます。

お好みでレモン🍋も絞って下さいね。

是非訪れてみて下さい!


②Pani câ Mensa – Porta Carbone

(パーニカメウサーポルタカルボーネ)

2店舗目はここです。

以前と変わらず多くの地元客でにぎわっております!

コロナ期間後に店舗を改装し新しくなりました。

メニュー

ここのミルツァの方が、アンティーカ フォカッチェリア サン フランチェスコに比べてやみつきになる味わいです。

クセが強いです。

渡された直後のミルツァ

なのでパレルモの現地の方はこちらの方が好きだろうなという味です。

とはいえ決して臭みなどはなく、それどころかなぜか食べ進めるとあっさりと感じることも。

夢中で食べきってしまう魔力があります。

私はいつもリコッタを追加。

それまではいつも絞っていたレモンは、

ある日現地のマダムに突然手を握られ「リコッタにレモン?何やっているの?」
と言われて以来絞っていません。

ただし「好きならいいのよ」

とも言われましたので、皆様はお好みで絞って下さい!


いかがでしたか?

パレルモにご旅行予定で、もしくは滞在中の方も、内臓がお好きな方は是非お試しください!

他にも美味しく食べれる場所はもちろんあるのでしょうが、初めて試されるのであればどちらかで間違いないです。

ただし、クセのある味わいなので苦手な方も多いかと思います。

アンティーカフォカッチェリアサンフランチェスコでしたらミルツァ以外にもメニューが豊富ですので、他の郷土料理も注文しミルツァを数人でシェアするのもいいので、是非挑戦してみてくしてみてください。

もしお口に合ったらその時はもうパレルモ好きになっています!

パネッレとカツィッリ パネッレのレシピあり

まず、Panelle:パネッレですがこちらはひよこ豆のフリットです。

パネッレは前菜の盛り合わせでも組み込まれるくらいに現地の方にも人気があります。

ひよこ豆のフリットといっても、もちろんひよこ豆をそのまま揚げたものではないことはご覧いただければ分かるかと思います。

レシピですが、

ご参考までに私が作る場合のレシピを紹介させていただきます。


パネッレのレシピ

  • ひよこ豆の粉 400g 
  • 水 1600g
  • 塩 9g

パネッレのレシピでよく見るのは、ひよこ豆の粉の2倍の水で練ると書かれていることが多いです。

上記の場合でしたら、800gの水ということになりますね。

レシピをご覧いただければ分かるように、

私はひよこ豆の粉に対して4倍の水を加えて練り上げます。

これは練り上げていく段階で粉に火にかけて水分を飛ばすため、ひよこ豆の粉の2倍の水分では最終的に硬く仕上がってしまい、独特のあの食感に仕上がりづらいです。

食感は表現しづらいのですが、

サクッとしていて、しなしなともしているし、時にフワフワしている感じです。

木べらで常時かき混ぜ続けて水分を飛ばして十分に火が入ったら塩を加えて、

刻んだイタリアンパセリを加えて手早く混ぜ合わせて型に移します。

どれくらい水分を飛ばすかですが、木べらで持ち上げてダラーっと流れるくらいです。

ボテボテよりかはサラサラの方がいいです。

その理由は、出来たひよこ豆のペーストをしばらく置いておくとその間に水分が抜けていくためです。

ただしあんまりサラサラですと、うまく揚げられませんので根気よく練り上げていきましょう。

時間にして上記のレシピでしたら最低でも15分は必要かと思います。

練り上げている間や容器に移す際には火傷には十分にご注意ください

皮膚に付くと粘着性がありたいへん熱く火傷します

型は耐熱のものをご用意ください。

そしてしばらく常温に置いて粗熱を取りましょう。

その際にラップで表面をピタっとラップをして、乾かないようにしてください。

表面が固まってからサラダ油を表面に塗っておくのもおすすめです。

粗熱が取れたらその後、冷蔵庫に入れて一晩休ませましょう。

一晩休ませた後に水分が出ていたら水を切りましょう。

この水分が早く傷む原因になりますのでしっかりと水気をペーパーで拭きとります。

ただし、拭き取った後も水分は出続けるのでそこまで神経質になる必要はございません。

その後好きな形に切り分けましょう。

そして170℃前後で揚げていきます。

薄ければ1分ほどで揚がってしまいます。

2度揚げはせずに1回で揚げましょう。

あまり揚げ過ぎても美味しくありません。

若干油を吸ってしまっているくらいがちょうどいいです。

なので高温で揚げるよりかは低温で揚げることをおすすめいたします。

塩を振り、熱々を召し上がってください!

最高に美味しいですよ。


Cazzilli:カツィッリに関しましては、

簡単に申し上げるとパレルモのコロッケですが、

水分多めにジャガイモのみでコロッケを作るイメージです。

またイタリア語ではクロケッタなどとも呼ばれます。

そこに刻んだミントやイタリアンパセリを加えて揚げるといったシンプルなものです。

パネッレもカツィッリもどちらもそのまま食べるのが一般的ですが、

現地ではお昼などにはパンに挟んで食べます。

これがなんとも美味しいのです。

炭水化物on炭水化物!ですが、時々食べたくなる美味しさです。

パレルモの夏はとても暑いので、

このパネッレとカツィッリとビール🍺を昼食にすることもしばしば。

ビールも合わせて5€くらいです。

昼食は軽くこれくらいで済ませて、夜に備えるのもアリですね!

もちろん美味しいからといって食べ過ぎは胃もたれするので注意が必要です。

マンジャエベーヴィ

パレルモの数あるストリートフードの中で結局一番美味しいのはマンジャエベーヴィ!?

個人的にはそのように思います。

ビールとの相性は最高だし日本人の口に合う🤤

マンジャエベーヴィはイタリア語で書くと

Mangia e Bevi と綴ります。

食べて、飲んでという意味です。

その名の通り、マンジャエベーヴィを食べたら何か飲みたくなります。

マンジャエベーヴィは豚の脂の焼けた匂いと少し焦げたねぎの香ばしさだけで飲めます。

うなぎを焼いてる換気扇の先でご飯が食べれそうなのと一緒で、

マンジャエベーヴィを焼いてるおっちゃんの横でビールをひたすら飲めます。

ちなみにそのおっちゃんは大概ビールを飲みながら肉を焼いてます!

作り方

長ネギの青い部分を豚バラ肉で巻いて炭火で焼きます。

塩と胡椒できつめに味をつけたらそれで完成です。

お好みでレモンをキューっと搾ります。


マンジャエベーヴィはお肉屋さんやスーパーでも売られているので、ご自宅や友人とのパーティーでも頻繁に登場するお惣菜です。

日本的で言うところの焼き鳥のような位置づけでしょうか。

焼き鳥ほど種類はないので、ネギマの塩という感じです。

ネギマもとても好きですが、個人的にはマンジャエベーヴィに軍配が上がります。

なぜか。

それは焼き鳥のネギマはお店で焼いてもらうのが美味しいですが、

マンジャエベーヴィは家でフライパンで焼いて美味しいからです!

美味しさに手軽さが加わり、マンジャエベーヴィの方がそういう意味では優秀でしょう。

その反面、焼き鳥はお店で焼いてもらうのが良いですよね!ということになります。

焼き鳥屋の職人の方に感謝ですね。

こういったことから数年後、もっといえば数か月後に

日本でもマンジャエベーヴィがちょっとしたムーブメントになっていてもおかしくないすし、なっているはずです。

そして食卓に根付くでしょう!

とりあえずビール!の文化が根付く日本には願ってもないお惣菜です。

このブログをご覧になられた飲食業界の方々でもしご興味があれば是非チャレンジしてみて下さい。

手軽にマンジャエベーヴィを食べれるお店が身近に出来たらと考えるだけでワクワクします!

そして一人でも多くの方がシチリアに興味を持ち、ご旅行等で訪れていただけましたらこの上なく嬉しいです。

いかがでしたか?ご家庭やBBQで試してみて下さい!

アスパラベーコンみたいな感じで、長ネギを豚バラで巻くだけです!

そりゃ美味しいですよね!

パレルモではこちらのお店がおすすめです!

Al covo storico(アル・コヴォ・ストリコ)

コヴォのマンジャエベーヴィ(1人前)

ここのマンジャエベーヴィは豚肉が比較的厚くて、食べ応えがあります!

ネギの鮮度も感じられて日々賑わっていることが伝わってきます!

1人前で8.5€ですが2-3人で楽しめますので、もし足りない場合は追加してみましょう!

スティッギオーラ

私の中で、パレルモに行ったら食べたいソウルフードの中でマンジャエベーヴィと双璧をなすこのスティッギオーラですが、

もし現地に訪れて屋台で見かけたら食べてみて下さい!

肉屋で買ってきたスティッギオーラ

羊もしくは牛の腸をネギに巻き付けたり、そのまま鉄串に巻き付けて炭火で焼いたものです。

とある屋台のスティッギオーラ

とにかく美味しいのですが、

たまに当たります!

Kazu
Kazu

海外で当たるのは怖いし、それなら食べたくない。

そのような方のために情報をお届けしております。

なので、食べる場所を考えなければいけません。

現地の人に聞いて、あそこなら安全だよとアドバイスをもらってください!

その、肝心のあそこは常に変わります!!

一例を挙げさせていただくとしたら、

Osteria lo Bianco(オステイア・ロ・ビアンコ)

オステイア・ロ・ビアンコについてはこちらのページをご参照ください。

皆様スティッギオーラとはどんなも味なのか、現地でご自身で確かめてみたください!

冷えてあっさりした飲み口のビールが最高に合います!

内臓料理

ところで皆様は内臓料理はお好きでしょうか?

好きな人は毎日食べても飽きないくらいにお好きでしょうし、

苦手な方は見るのも嫌だという方も中にはいらっしゃるでしょう。

私は毎日はさすがに厳しいですが、適度な頻度で口にします。

つまり、結構好きです!

内臓といっても種類が豊富ですが、今回紹介する内臓料理は
主に牛の胃袋です。

第一胃:ミノ 第二胃:ハチノス 第三胃:センマイ 第四胃:ギアラ です。

パレルモでは内臓の各部位をゆで上げて、レモンを絞って粗目の塩と胡椒をガンガンかけて食べるというとてもシンプルな料理です。

そしてこの料理をビールと一緒に胃へ流し込む! 

これを真夏のパレルモで食べると非常に美味しいのですが、皆様にパレルモにお越しいただいた際には是非ビールと共に食していただきたい料理の一つです!

現地ではビールは炭酸水同然に感じてしまうこともあるので、飲み過ぎにはご注意を!

そんな内臓料理ですが、タベルナッチャではカルドゥーメというメニュー名で内臓の煮込みが時々食べれます!

タベルナッチャにて

タベルナッチャに関しましてはこちらのページもご参考ください。

もしくはマニアックではありますが、こちらのお店もおすすめです!

Zu’ Carmelo (ズ カルメロ)

露店のお店ですが質の良い内臓料理を提供するパレルミターノ(パレルモの人)に人気のお店です!

是非こちらも候補に入れてみて下さい!

アランチーナ

イタリアではライスコロッケをスップリ、またはアランチーノと言ったりします。

アランチーナとはパレルモの呼び方で、

パレルモ以外ではアランチーノと呼びます!

作り方は、

サフランライスを炊き上げて粗熱を取り、

中にハムとベシャメルソース(burro:ブッロ)やミートソース(carne:カルネ)を中の具材とします。

このブッロカルネが定番の味です!

ちなみにサフランはたいへん高価なものですので、比較的安価なアランチーナにはサフランを使用していない場合も多くあります。

また日本のおにぎり同様にいろいろな具/味があるのですが、そのなかでも特におすすめのものが、

ポルチーニ茸やキノコの入ったもの(funghi:フンギ)。

キノコが入っていることもあり、日本人の方には特に馴染みやすい味付けです!

特別おすすめではありませんが、チョコレート入りのものも!

チャレンジ精神のある方は是非!

そんなに悪くないですよ!

パレルモで一番アランチーナが美味しいと有名なこの場所、

Vabres:ヴァブレスでそれは食べれます!

ヴァブレスにて、チョコレートのアランチーナを食べてみた
凄い量を作ってますが、それでも売れるアランチーネ ヴァブレスにて

またこちら以外にも、パレルモではストリートフードとして街の至る所で食べれます。

例えばVIA MAQUEDA(マクエダ通り)では何件もお店が並んでおります。

特に有名なのはKe Palle ケ・パッレでしょうか?

ケ・パッレにて

ケ・パッレでは珍しいアランチーナ・アル・フォルノといって、オーブンで焼かれたスタイルのものも存在します。

アランチーナ・アル・フォルノ ケ・パッレにて
マクエダ通りの他店舗にてアランチーナを食べる

パレルモ散策中にどこかで見つけた際には是非手に取って召し上がってみてください!

かなりボリュームがありますので、数種類を食べ比べてみたい場合には1つを2~3人でシェアしても良いですね!

スフィンチョーネ

パレルモのストリートフードと言えばこのスフィンチョーネを忘れてはならない。

フォカッチャの生地にトマト、玉ねぎ、オレガノ、アンチョビ、カチョカヴァロ、パン粉を塗りつけて焼いたパンです。

生地にはラードが入っていたりと、かなりリッチな味わい。

重たいのですがバクバクと食べれてしまいます。

ピッツァと似ていますが、スフィンチョーネはスフィンチョーネです。

シンプルにトマトソースだけを塗ったスフィンチョーネも存在します。

パレルモの街ではバッラロ市場やカーポ市場の前で売っています!

カーポ市場の入り口にてスフィンチョーネを売る屋台を発見

またバゲリーアというパレルモ近郊の町ではリコッタフレスカと玉ねぎを使ったスフィンチョーネもあり、

地域で若干異なりますので、訪れた際にはお試しください!

パレルモでは、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りにあるBuatta Cucina Popolana では、スフィンチョーネをアミューズとしてだしていただけます。

スフィンチョーネ ブアッタにて

こちらでは前菜盛り合わせは特におすすめで、必ず頼んでいただきたい!

シチリアを知らない方でも、好きになるきっかけを与えてくれる内容できっと満足します!

ブアッタにて前菜盛り合わせを

またパニフィーチョ(パン屋さん)でも売られておりますが、

おすすめはこちらです!

Panificio Graziano (パニフィーチョ・グラツィアーノ)

こちらではスフィンチョーネの他にも、パンはもちろん、ピッツェッタという小さなピッツァなども有名です。

個人的な感想ですが、若干塩味が強いと感じます。

が、地元の人たちで常に溢れておりますのでこれが現地の味わいだと受け入れて

是非、味わってみてはいかがでしょうか?

フリット

カルチョフィとカルド、カツィッリのフリットミスト

フリットはポルトガルが発祥で、

後に日本に伝わりそれが天ぷらになったという説が最も有力です。

そんなフリットですが、外国人観光客の方には安定の人気っぷりですね!

レストランでもイカや海老のフリットを注文できるところが多いです!

トラットリア・アイ・アモーラのメニューより、フリット・ミスト

もちろん、現地の方にも人気ですよ!

先程紹介したパネッレやカツィッリ(コロッケ)も含めて、揚げ物はやっぱり美味しいですもんね!

真夏にビールと食べる揚げ物は最強!

そんなフリットですが、パレルモにとても人気のある揚げ物屋さんがあります!

それがこちら、Friggitoria Chiluzzo:フリッジトリア・キルッツォ

皆様、各々好きな揚げ物やパニーニを注文して、

コカ・コーラやビールを飲んでいます。

いろいろあるメニューの中でも特にこちらでおすすめのフリット、それは

カルチョフィ!

カリフラワー!!

右がカルチョフィ、左がカリフラワー

もう、何個も食べれてしまうんですよね。

もちろん、食べ過ぎは注意!と分かっていても

カルチョフィやカリフラワーは時期があり1月~5月頃までがおすすめです!

つまり季節限定!

この時期にパレルモに観光など予定がある方は是非行ってみて下さい!

カルチョフィは日本ではもともと、なかなか食べれない食材の一つですのでもちろんおすすめですが、

さらにおすすめなのが、カリフラワー!!

なんでこんなに美味しいのか、ってくらい美味しい。

包みこんでいる衣はガリッとしてて、中はフワッフワ

そして口の中でトロトロと溶けていく、甘味が凝縮したカリフラワーは日本では食べたことがない!

ここまで美味しいカリフラワーはカルチョフィより見つからない可能性有です!

ですので、

このカルチョフィとカリフラワーを食べずしてこの時期パレルモから帰るわけには行きません!

一度食べたら脳裏から離れません!

私も時々恋しくなり、気づいたら買いに行っている。そんな存在です。

あの時期が楽しみだなと、待たされているから余計に美味しく感じる。

とにかく必食です!

もしご自身で作りたい方は以下の動画もご参考下さい!

カリフラワーを揚げて火を通すのは時間がかかるため、一度茹でてから揚げるのがポイントです!

カリフラワーのフリット

おわりに

いかがでしたか?

どれも一度食べたらハマってしまうこと間違いなし!

なのでパレルモは1日2日じゃ足りません!

是非連泊して、ストリートフードを制覇してください!!